【内容】

当社は平成12年の設立以来、モニターレディなどを通じて女性ファンの組織化に力を注ぐ一方、商店街や町会などと一体になって「女性・健康」をテーマにした地域共生事業に積極的に取り組んできた。

　その結果、地域から信頼される葬儀社として知られるようになり、事前相談が急増。池上ホールでは利用者の9割までが事前相談客が占めるまでになった。

　事前相談に対応するスタッフに必要なのは接遇教育や葬祭知識はもとより、徹底した躾（しつけ）が必要である。躾教育とは「あたりまえ」のことを「あたりまえ」に実践すること。これを徹底するために、当社では毎朝の活力朝礼に力を注いでいる。

　今後も増加する事前相談での他社との差別感は、躾教育（人柄の養成）にあると言っても過言ではない。「人に何かをしてあげたい」という気持を実践することにより「自分自身も幸せな気持ちになりたい」という欲求が出てくるような企業風土を確立することが、葬祭業界において勝ち残る絶対的な要素となるであろう。

【講師】
（株）ＪＡ東京中央セレモニーセンター
代表取締役社長　丹野　浩成氏