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【C-2】人生100年時代とフレイル予防 -「食と健康」産業における期待-
種別: 講義
受講料(事前): ¥0
受講料(当日): ¥0
【講演内容】
人生100年時代が到来し、さらなる健康寿命の延伸が叫ばれている中、従来の介護予防施策をさらに刷新していく必要があり、そこには「フレイル予防」が大きな役割を担うことは間違いない。フレイルは、筋力低下などの身体的フレイルだけではなく、うつ傾向や認知機能低下など精神心理的・認知的フレイル、独居や孤食・経済的困窮などの社会的フレイルなど、多面的な要素の負の連鎖で自立度を低下させる概念である。
しかし、可逆性の意味も含まれており、医療的対応だけではなく、地域における多様なアプローチによる早期からのフレイル予防の実践も必要不可欠である。具体的には、多様な産業界が関わるフレイル予防産業、自治体行政の部署間連携、地域活動の効果も含めたエビデンス蓄積、地域住民活力を活かした住民主体活動のエンパワメントなど、産学官民連携のなかで、マルチステークホルダーが同じ方向を向き、総合知によるフレイル予防を軸とした健康長寿まちづくりを実践していくことが必要である。
フレイル予防には科学的根拠に裏付けされた「①栄養(食・口腔)、②運動含む身体活動、③人とのつながり・社会参加」の3つの柱が重要である。
本展示会の主テーマである「食と健康」産業では、フレイル3要素のうちの重要な要素である栄養〔食・口腔〕を切り口としたフレイル予防の多角的な戦略の可能性を探ることが大きく期待される。本企画は東京大学高齢社会総合研究機構、一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会、一般社団法人健康食品産業協議会、そして一般社団法人ウェルネスフード推進協会の共同にてシンポジウムを開催する。



【スケジュール】
■開会の挨拶 13:00~13:05
矢澤 一良氏(早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所 ヘルスフード科学部門 部門長)

■【第1部】基調講演・特別講演
「国家的課題としてのフレイル予防の展望」13:05~13:30
辻 哲夫氏(東京大学高齢社会総合研究機構 客員研究員/(一財)医療経済研究・社会保険福祉協会 理事長)

「フレイルの実態と予防 -栄養の視点から-」 13:30~14:00
鈴木 隆雄氏(桜美林大学・老年学総合研究所所長・大学院教授/国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 理事長特任補佐)

「健康長寿実現のためのフレイル予防 -エビデンスと産学官民連携-」14:00~14:30
飯島 勝矢氏(東京大学高齢社会総合研究機構 機構長/未来ビジョン研究センター学際融合研究施設 教授)

■休憩 14:30~14:40

■【第2部】フレイル予防の多様な地域実践
「フレイルサポーター主体のフレイルチェック活動:最新情報」14:40~15:00
神谷 哲朗氏(東京大学高齢社会総合研究機構 学術支援専門職員) 
(含むフレイルサポーター数名による活動報告)

「産学連携からのフレイル予防の取り組み-食を起点とするフレイル予防産業の創生と民間事業者によるフレイルチェック-」15:00~15:30
内山 奈美氏(東京大学高齢社会総合研究機構 協力研究員/キユーピー(株)出向) 
乾 裕之氏(東京大学高齢社会総合研究機構 学術専門職員/イオン(株)出向)
橋本 初恵氏((株)マルタマフーズ 開発販売室長)

■休憩 15:30~15:40

■【第3部】パネルディスカッション
「人生100年時代を元気に乗り切るために -フレイル予防における【食】への期待-」15:40~17:00
<座長>
飯島 勝矢氏(東京大学高齢社会総合研究機構 機構長/未来ビジョン研究センター学際融合研究施設 教授)
<パネリスト>
稲邑 拓馬氏(経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長)
矢澤 一良氏(早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所 ヘルスフード科学部門 部門長)
橋本正史氏(一般社団法人健康食品産業協議会 会長)
辻 哲夫氏 (東京大学高齢社会総合研究機構 客員研究員/一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会 理事長)
久木 邦彦氏(イオン株式会社 顧問)
濱千代 善規氏(キユーピー株式会社 取締役 上席執行役員)
佐々木 宏氏(株式会社マルタマフーズ取締役副社長)
当日受付につきましては、直接会場にてお問い合わせください