『日本再興戦略』における「国民の健康寿命の延伸」や、 2020年に開催されるオリンピック・パラリンピックの開催にむけ、 スポーツ・健康政策に対する関心と期待はますます高まりつつあります。
本セミナーでは、文部科学省、厚生労働省、経済産業省が取組む 最新の政策動向や産業界・関係団体等への期待等ついて、 各省担当官による講演およびミニトークセッションを行います。

■文部科学省の取組み
～スポーツ庁の設置とこれからのスポーツ施策の方向性

本年10月１日に設置される「スポーツ庁」においては、「スポーツ基本法」（平成23年8月施行）の理念を具現化していくため、これまでのスポーツ振興にとどまらず、スポーツを通じた健康増進や地域活性化、国際的地位の向上など、スポーツを通じた社会の発展を目的とするとともに、スポーツに関する施策を総合的に推進することとしています。
本セミナーでは、文部科学省における現在の取組やスポーツ庁の設置とこれからのスポーツ施策の方向性についてお話いたします。

■厚生労働省の取組み
厚生労働省の最近の「健康政策」～健康日本２１（第二次）と健康づくり大キャンペーンの取組～

「日本再興戦略」では、『国民の「健康寿命」の延伸』がテーマとして掲げられています。厚生労働省では、これまでの健康日本21（第二次）の取組をさらに強力に推進するべく、平成25年9月より「健康づくり大キャンペーン」を開始いたしました。
その一環として、「健康寿命をのばしましょう。」をスローガンに「スマート・ライフ・プロジェクト」を展開しています。高齢化が進む中、今後更に重要性が増す健康づくりの実践と健康寿命の延伸を中心に、これからの我が国の健康づくりの在り方をお話いたします。

■経済産業省の取組み

「『日本再興戦略』改訂2014」では、戦略市場創造プランの中で「国民の健康寿命の延伸」が掲げられています。効果的な予防サービスや健康管理の充実により、健やかに生活し老いることができる社会に向け、ヘルスケア産業の育成が、高い成長と雇用創出が見込める日本の成長けん引産業と位置付けられ、期待されています。

経済産業省では、「国民の健康増進」、「医療費の適正化」、「新産業の創出経済成長」の一石三鳥を実現すべく、健康経営の推進や地域におけるヘルスケア産業の創出など、需給両面からさまざまな取り組みを展開し、支援しています。日本のスポーツ・健康産業の活性化に向け、現状の取組みや今後の方向性についてお話します。

文部科学省　スポーツ・青少年局スポーツ振興課　健康・体力つくり係長
　　　舟木　泰世　氏
厚生労働省健康局　がん対策・健康増進課 課長補佐
　　　高山　啓　氏
経済産業省商務情報政策局　ヘルスケア産業課　課長補佐
　　　藤岡　雅美　氏