転倒は2足歩行で避けることのできない宿命です。高齢者の転倒に伴う骨折が「ねたきり」などにより健康寿命を縮め、家族の負担 増や医療費増加など社会問題化、高齢者の転倒による骨折が急増し海外旅行先でも切実な問題になっています。 転倒軽減には、両手のポール活用、骨折予防ヒッププロテクターの装着、さらに「歩行時の膝部や前足部の挙上不足と方向転換の 安定性向上（片脚起立しつつ片脚で股関節回旋し方向変換機能性）」も重要なテーマです。 姿勢にトラブル（側弯、円背、下肢荷重不均一等）等あると、ふらつき転倒しやすく、骨折のリスクが高まります。そこで １、骨盤傾斜＆片脚起立不良改善のための、大中小殿筋群と腸腰筋の連動 ２、側弯改善のための、腹横筋＆内外腹斜筋、多裂筋＆大腰筋の連動 ３、方向転換時ふらつき改善のための、骨盤底筋群の回旋機能 ４、足関節部周囲筋群の安定性向上と股関節＆体幹筋群の連動 これらをテーマに文部科学省新体力テスト（65～79歳対象）ADL（日常生活動作）による転倒リスクの評価、姿勢や身体アライメ ントの評価、歩容分析、筋バランスの評価の方法を検討し、体幹＆股関節筋群への実践的コンディショニングを提案します。

JTBCA　代表、

ゴールドジム公認パーソナルトレーナー　　佐藤 拓矢 氏